庭の花達


今年も蕾を付けてくれました。ヤマシャクヤク。残念なことに今年は三つのみ。去年の肥料が足りなかったのか。
この株は京都北山山系に広く自生している(いた?)花芯も白いタイプ。十年以上も前に広河原の台杉を見に行った折り、薮コキ中に足を滑らせて思わず握りしめた手の中にあった小さな株をそのまま大事に持ち帰り育てているもので花をつけるのに5〜6年掛った。いずれ株分けをして元の山に戻すつもりだ。
滋賀米原の霊仙山でもっと黄味の強いヤマシャクヤクを見て美しいと思ったが鈴鹿山系は黄色い花が多いように思う。黄花イカリソウ、キバナジョウロウホトトギスフクジュソウ 等々。ただ霊仙山にはトリカブトハシリドコロと言った猛毒植物も多いのは面白い。あの山は植生が豊かで飽きないな。


これはユキモチソウ(雪餅草)。放ったらかしにしていても毎年ちゃんと花を付けてくれる。愛いやつじゃ。とはいえこの姿は好き嫌いがあるところ。マムシグサ、テンナンショウと同じ仲間、広く言えば先日観に行ったザゼンソウも近い。色も強く形もなにやら気味が悪いという向きもあるがその花芯の純白に心和まされるのである。