ザゼンソウを見に行く

昨日からの寒気でちょっと心配だったのだが朝は何とか雨も上がり、去年から予定していたザゼンソウ(座禅草)の花を見にゆく。場所は滋賀県の最北部、余呉町中河内。7時に車で自宅を出て名神北陸と高速をひた走り、木之本ICを下りた時には9時半過ぎ。そのまま北国街道(国道365号)を北へ。激坂の椿坂峠を越えて目的地、中河内(なかごうち)に到着。

ザゼンソウは道のすぐ横の林の中に咲いている。ここはまだ俗化していないので穴場である。今年は時期が悪かったのか花が少なく葉が大きくなっている。それでも辺り一面ザゼンソウだらけで感動的だった。

他にも色々咲いている。これはエンレイソウ、たぶんミヤマエンレイソウか。雪の重みで葉がしおれたようになっている。

こちらはヤマエンゴサク。紫色の可愛い花だ。

凄かったのはいたるところニリンソウの群生があり、どれもが立派である。ニリンソウが大好きなので思わずニンマリ。もうすぐ可憐な白い花を一面につけることだろう。ニリンソウは食用になるのだが猛毒のトリカブトの若芽によく似るので、この時期の採取には注意がいる。まあちょっと大きくなると全然違う姿になるのだが葉の切れ込み具合をよく見ないといけない。

そしてこれも沢山あった。ご存知ワサビである。この葉っぱと茎をサッと湯がいて出汁醤油に浸けて瓶につめて冷蔵庫で冷やして・・・白いご飯に乗せて食べると んまいんですな。花が咲くこの時期が見つけやすい。


コゴミとタラノメとコシアブラ、それにヤマウドを土産に買って帰る。コゴミはよく硬く巻いたものが売られているが、実はこれくらい開いたものが数段美味い。今夜は和え物にして食べました。明日は山菜天婦羅づくしだな。
そういえば京都の北山、広河原にある料理屋「橋本」で山菜定食を食べたくなった。最近は土日のみの営業と聞くが橋本のおばちゃんは元気だろうか。10年ほど前まで山行きの帰りによく立ち寄って珈琲を戴いたものだ。入り口の横にある水路に沢山ワサビがあったな。

今年もザゼンソウを見ることができ大満足です。