何やら変な方向に進んでるような

一昨日、小さな包みが送られてきた。


お隣りは中国からである。
中身はこれ

なんだカメラの部品か、その通りなのだが実はこれ・・・


Nikon FフォーマットをM4/3に変換するアダプターなのである。で、これを使えばご覧のようにM4/3機のBlackmagic Poket Cinema Camera (BMPCC) にNikonレンズが引っ付くのである。もちろん電気接点はないのでマニュアルレンズ(ATでもフォーカス操作をマニュアルで使えば問題ないが絞りリングすらない最近のレンズはちょっと・・・)を使うことになるが、そもそもずっとマニュアル機で写真を撮ってきたからかえって埋もれていたレンズたちにもう一度陽の目を見させてやる事ができることが何より嬉しい(あ、ちゃんとD700では使ってます、誤解なきように)
ただ、このアダプター、ちょっと精度が低いようでちゃんと取り付けてもヘリコイドを触るとガタがある。まあ、撮影にはいれば気にならないだろう、ご愛嬌だ。破格のアダプターなので文句は言わない。
BMPCCでNikonレンズが使えるのが嬉しい。何しろマニュアルニッコールレンズは家中探せば20本以上は出てくるはずだから。中学生の時に富士山頂へ父のPENTAXを持って行って以来、モノクロ写真が好きで高校生で親戚からF2を貰い受けてシャッターが壊れる程写しまくり学校の写真部で暗室を借りて現像しまくって、とうとうF3を手にして以来Nikonだけでやってきたのだ。今もF3は不動になったのもあわせると3台のボディが防湿庫の中に眠っている。ライカもバルナックIIIf(ブラックシンクロ)、M32台(ダブルストローク、シングルストローク)、M7、それにレンズ数本持ってはいるがバルナック以外箱に入ったきりで使ってはいない。
とまあ、家人があきれる程のカメラ好きなのだが肝心の写真ときたら公募展だったかに一度佳作入選したくらいの下手糞なので、不毛な蒐集と言わざるを得ない。
ところが最近、動画撮影にハマりだした。それはBMPCCが世に出たからである。BMPCCって劇場映画スタイルの13ストップダイナミックレンジを持つスーパー16センサーサイズ、1080HD解像度のProRes 422(HQ)(lossless CinemaDNG RAWも可)というまさにプロ用デジタルフィルムカメラなのである。
ただ目下のところ我が家の猫どもを撮るだけなのだが、これがなかなか難しくて面白い。もっとカラーグレーディングを勉強して映画のような空気感のある動画が作れたらいいなと思ってる。

ついでに虫干しがてら元箱入り以外のレンズ達をバックに記念撮影。カメラにはNikonレンズ唯一、点光源を点として写せる手磨き(天体観測用)レンズ 58mm Noct-NIKKOR F1.2 S を装着。どこかドヤ顔のBMPCC !(笑)
あとはちゃんとリグを組んでフォローフォーカス(ピント合わせ機)だけは何とか組みたい。なんせ老眼に加えて事故で指先が不自由なもんで、えへへ。


しかしなんか本筋から離れて行ってるように思うのは気のせいか?