満身創痍

何しろ最近身体の調子が悪すぎて困ってます。
先ず心臓。これは僧帽弁閉塞不全症という、かの三笠宮殿下も先日手術された症状。易疲労性で痛みが出てくる。よって必然的に心拍数(脈拍数)を上げることが出来なくなりました。安全マージンを取らないといけないのです。そこで、この13日に晴れて?54歳になった当方の安全な最高心拍数はといえば概算で220から年齢を引いた数字となるので、なんと166という低さ。これで自転車を漕ぐとなると相当ゆっくりとしたペースにならざるを得なくなりました。これは相当ショックです。でもまあ仕方ありません。
次に、突発性睡眠。これは今日も滋賀の病院に行ってきたんですが、不眠が原因ということがほぼ解ってきました。とはいえ解ったからといって不眠が治ることもないわけで、相変わらず睡眠導入剤漢方薬を処方されました。質(たち)が悪いことは、当の本人は熟睡しているという錯覚があることで、困ったもんです。それにお恥ずかしいことですが、家内が言うには夜中に起きだして手当たり次第に食べ物を貪り食っているらしいのです!本人に何の自覚もなければ記憶もないビックリ仰天な話なんですがどうやら真実みたいです。僕は近所のスーパー「大丸ピーコック」で販売しているサンリツ製菓の「トランプ」が子供の頃からの大好物で必ずストックがあるんですが、今朝その中身の殆どが無くなっている袋を冷蔵庫に見つけ、いったいどうしたものかと家内に恐る恐る尋ねたところ案の定、一昨日の深夜これを食っていたらしくてそれを見つけた家内が強引に僕からその袋を取り上げ冷蔵庫に隠したと答えてくれました。一日一食で過ごしてきたと思いきや、とんだ誤算だったのです。それにしてもその間のことを全く記憶していないというのは怖いというより、何だか勿体無いことのように思えてきたりして、大好きな「トランプ」をこういう形で失ったことが残念でなりません。ちなみにこの「トランプ」、僕が小学校生のころから既にあったと思います。四角いサンリツパンと共に母親がよく買ってくれてました。
不調はまだあります。四年前の事故の後遺症で左右の手首のROM(関節可動域)が少なくなったということです。これは左が特に深刻で、内転で15度くらいしか曲げられません。本来なら障害4級が妥当と思われますが、認定検査時には妙な負けん気を出して20度ほど曲げてしまい手帳はもらいそこねました。しかしその後徐々に痛みが出たりして今は15度も曲げられない状態です。しかしまあ、思えば酷い事故で、顎が粉砕され、両手首、右肩甲骨、肋骨、左漆関節と骨折。入院とリハビリ合わせると丸一年がかり。無くした前歯と奥歯をインプラントにして漸く見た目は元に戻りましたが全く酷い(痛い)日々でした。命のあったことをむしろ喜ばなくてなならないでしょうね。ちなみに僕の身体はオートバイによる二度の事故(高速道で転倒し足首骨折 右直事故で骨盤骨折)と合わせるともう全身これ特殊金属(チタン)だらけなので、僕が死んで荼毘に臥された時には骨よりもまずこの全身に散りばめられたレアアースを拾って我が国の産業の一助にしてくれと家内には頼んであります。それにしても困るのは自転車に乗ってフロントギアをシフトアップする時に痛みが走るということです。これが非常に辛い。上腕あたりまでビーンと痛みが走ります。唯一の解決策はというと、これはもう電動!コンポの導入しかありません。昨今の自転車部品の製造技術はもう目を見張るほどの進歩があり、とうとう数年前より日本のメーカーが電動変速機の市販化に乗り出し、今年より我が愛する某イタリアメーカーも満を持して(というか遅れて)電動コンポを発表しました。性能が(触ったこともないので)未知数なうえに非常にお高い買い物(狙っている自転車は180万円くらい!!)ですが手頸のことを考えると欲しくなります。実際には新製品に飛びついて得したためしがないので、もう一年ほど待ってみようと思っていますが手持ちの自転車を一二台処分して費用を工面しようかと意気込んでいます(それともう少し株価が上がらないといけませんが(笑))。

身体の不具合はまだあります。
これも自転車関連で恐縮ですが、実はわたくし、尾籠ながら尿道の盛り上がりが大きく、長時間自転車を漕いでいると、必ずと言っていいほど尿道が切れてしまいます。会陰部の皮膚も擦れてしまいます。一般に言う「股擦れ」とも違ってピンポイントに会陰部がやられてしまうのです。これは十代の頃からの悩みでしたが、自転車から遠ざかっている頃は当然まったく忘れていました。で、再び乗り始めたらやはり激痛も復活するのはものの道理ということで。 もうこの歳になってあの激痛は願い下げです。そんな訳でサドルには非常に気を遣ってしまうんですが、最近まで愛用してきたSMP社のレヴォリューションも先日とうとう尿道切れを起こしてしまい、来月に予定されている琵琶湖一周に向けて、さてどうしたものかと思案していました。そこで新たに導入したのがこれです。

不思議な形をしたサドルです。自転車への取付け方もユニークで、まず座面を前傾させないといけないのと乗車時に後ろ三分の一(サイドのロゴが見える位置)がせり出すようにセッティングしなければなりません。その上、仕上げに左右どちらかに少し捻って痛みが無くなる位置を探れ、と説明にあるんです。本当にそんなんでいいのか?と思いましたが、藁をも掴む心境で試行錯誤をした結果,アララ不思議、尿道超快適!じゃあ〜りませんか!僕の場合左にちょこっと捻った位置がコンファタブルでした(笑)当面はこれでしのいでみようとみようと思っています。

満身創痍のこのごろですが何とか仕事はしています。


お陰さまで熱は下がりました。ねぎらいの言葉をおかけ下さった方々にお礼申し上げます。