火遊び

といっても女性問題のことでは当然なく、本当の火を使って一日遊んだのである。
今日は伊吹山ヒルクラライム、舞洲クリテリウム等、自転車レースがあちこちで行われていた日だったのだが体調が今一つという(不眠に伴う突発睡眠)ことで残念だったけど参加を諦め、畑の世話をしに実家へ。朝のうちにトマトの苗を植え、支柱を立て誘引しておく。トマトは一方方向に花をつけるので、この段階で花芽を手前に向けておくことが大事で、収穫の際の手間が格段に減るのである。
さて、昼前から予てよりの計画、竹垣作りの作業をする。今日は竹の火入れである。

BBQコンロに豆炭(実家にはこれが山のようにある)をイコして竹を温めてゆく。何しろ竹を扱うのは初めてなのでどの程度温めれば良いのか見当がつかなかったが、切り口から竹の水分がジュウジュウと吹きこぼれてくるくらいがちょうど良いことがわかった。そこまで火を入れると竹は全体からじわっと汗をかいているので、すかざずぼろタオルで表面を拭き取ると、灰汁や汚れが一気に落ちて、竹が見違えるように輝きだしてきた。

ビフォア。結構汚れている。これが

アフター、こんな感じ。
やってみると意外に面白く、黙々と作業して気が付いてみると夕方の六時半。いつの間にか太陽は西の山に沈んでしまった。
あちこち火傷もしていたがこれも全く気付かず、風呂に入って初めてわかった。しかも作業の間、一度も眠気には襲われず、家に帰るなり倒れるように睡眠。
意識がどこか他のところへ行っていたような感覚であった。