2011 読書総括

日本文化の系譜 大久保喬樹
日本辺境論 内田 樹
天皇制批判の常識 小谷野 敦
知性の限界 高橋昌一郎
理性の限界  〃
英語と日本語のあいだ 菅原克也
生物と無生物のあいだ 福岡伸一 (再読)
日本語の古典 山口仲美
日本語の歴史  〃
葉隠(上 中 下) 和辻哲郎 高橋哲史
堤中納言物語 大槻 修 校正
木魂/毛小棒大 里見 とん
レベッカ(上 下) デュ・モーリエ (再読)
日本最初のプラモデル 竹縄 昌
恋愛の昭和史 小谷野 敦
すばらしき愚民社会 〃
聖母のいない国   〃
日本残酷物語(1〜5) 宮本常一 山本周五郎 他 (再読)
日本文化の形成 宮本常一
民俗学の旅    〃
庶民の発見    〃
夜這いの民俗学/夜這いの性愛論 赤松啓介
排除の現象学 赤坂憲雄
日本語の力 中西 進
古代史で楽しむ万葉集 〃
忘れられた日本人 宮本常一 (再読)
幕末百話 篠田鉱造 (再読)
明治百話(上 下) 〃
国民の天皇 ケネス・ルオフ (再読)
歴史哲学講義(上下)ヘーゲル 長谷川宏 訳
忌中 車谷長吉
久生十蘭ジェラネスク 久生十蘭 (再読)
久生十蘭短編集 〃 川端賢子 編
身体知 内田 樹 x 三砂ちずる
日本の伝説 柳田国男 (再読)
幕臣たちの技術立国 佐々木 譲
サンカの民と被差別の世界 五木寛之
カメラ・オブスクーラ ナポレフ (再読)
芥川竜之介俳句集 芥川竜之介
斎藤茂吉随筆集 斎藤茂吉
ワーグマン日本素描集 清水 勲 編
ランボー全集 宇佐見 斉 編 (再読)
菊と刀 ルース・ベネフィクト (再読)
平家物語(岩波一〜四) 梶原正昭 監修 (再読)
万葉集(1〜5) 中西 進 監修
異邦人 カミュ (再読)
罪と罰 ドストエフスキー 江川 卓 訳 (再読)
豊饒の海(一)〜(四) 三島由紀夫 (再読)
三島由紀夫 幻の遺作を読む 井上隆史
近代能楽集 三島由紀夫 (再読)
サド侯爵婦人 わが友ヒットラー 三島由紀夫
天皇家の人々 神 一行
ラ・トゥール ジャン・ピエール・キュザン ディラトリ・サルモン
「律」に学ぶ生き方の智恵 佐々木 閑
日本の刺青と英国王室 小山 騰
幕末史 半藤一利 (再読)
最終講義 内田 樹
進化と知識 ブランヴ・M・ヴケティッツ 入江長吉 訳 (再読)
身体の歴史I~III A・コルバン 他 
山の道 宮本常一
わが名はケンドリック 佐山和夫
数の魔力 ルドルフ・タシュナー
映画の文体 杉山平一
里見とん伝 小谷野 敦
母子寮前   〃
カラバッジョ灼熱の生涯 デスモンド・スアード (再読)
田母神塾 田母神俊雄
紙の民 サルバドール・プラセンティア 藤井 光 訳
舟を編む 三浦しおん
最初の刑事 ケイト・サマースケイル 日暮雅通 訳
コンニャク屋漂流記 星野博美

※里見 とん の「とん」は文字化けで表記できず。

以上、今年一年に読了した本。ほとんど読んだ順番通り羅列できたのは本棚に順に並べてしまっているからです。何となくこの一年は、「日本人」についてあれこれ考えた形跡が見て取れます。とくに宮本常一の世界にドップリと嵌ってしまった時期もありました。でもそれじゃそれだけ深く考察できたのかというと、まったく自信がありません。単に読んでいることで良しとしているのでしょうね。こんなことでまた、唯ただ蘊蓄のみが増えてゆくのみです。お恥ずかしい。
この他に定期購入している「新潮45」や「日経サイエンス」も含めると我ながら活字好きだなと感慨深いものがあります。
最後の四冊はNHK BS3のブックレビューで紹介されていたものですが、さすがにどれも面白く、今年の読書遍歴の最後に相応しいものとなりました。本を読む幸福。来年もさらに精進してゆきたいと思います。