立春を過ぎたというのにまた雪だ。とはいえこういうのは特に珍しいことではない。三月になって大雪が降る事もある。私が初めて大学受験に挑んだ年、W県立医科大の入試試験二日目は稀に見る大雪で普段温暖なW市は全ての交通が麻痺し、会場に入れたのは既に試験が始まって40分後であった。それは三月四日だったと記憶している。

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冬場でもほぼ毎日ローラー練習は行っているが先日からパルスオキシメーターを指に付けて血中酸素濃度をリアルタイムに測りながら漕いでいる。すると面白い事が分かってきた。予め安静時の血中酸素濃度を測っておく。およそ98%。自転車に跨がり、負荷0でケイデンス85回転をキープしながら10分ほどペダルを回すと血中酸素濃度は見る見る下がってくる。20分ほどで90%を切る。これは準危険濃度と言ってよいので、大きく数度強く呼吸をすると94%〜95%に回復する。こういう事を何日かやって、ようやく効率的な呼吸法が分かってきた。それは何回かに一度大きく息を吐いて吸うといものだが、それに従えば血中酸素濃度は94%以下に下がることは無くなる。つまり最後まで筋肉運動に必要な酸素を充分に供給し続けられる。筋疲労が少なくなってきた。また、ただ息をすると言っても横隔膜を使わなければ濃度を上げる効果が無いに等しく、横隔膜を使うには腹筋運動が欠かせない。かくして腹筋強化に勤しむのである。

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最近毎日のようにアマゾンから本が届く。古典あり海外文学あり、新書あり哲学書あり、もちろん仏教教義に関するもの。これらの本の間に何の脈絡も無く、とにかく漁るように活字を追っている。つまり読書ではない。活字への渇きがあるだけだ。