気を取り直して

先週、ほとんど書き終わったなと思われる長文の記事を誤って消してしまい、以来書き込む気力が起らずだったのですが、二十日以来いろいろ出来事も増えてくるいっぽうですので、ここら辺で今月後半の総集編でも書いてみようと思います。相変わらず仕事には復帰出来ずにいますので、毎日暇に暮らしていると思われるでしょうが案外あれこれと動き回ってたりしています。内にジッとしていると落ち込んでしまうものありますので。

二十日土曜日は京都北野天満宮で観梅に行きました。新聞の予想では五部咲きということで写真にはまずますでしょう。

国公立大の二次試験前ということもあってか本殿前は長蛇の列。こんなに並んでるんですね、びっくりです。皆さんの祈願が成就されることを祈るばかりです。人事を尽くして天命を待つですね。さて本殿前にようやく到達し賽銭を投入し一礼し拍手をし、ふと見上げてみると面白いものを発見しました。

文字をよくご覧ください。「右大臣 豊臣朝臣 秀頼公」とありますね。秀頼が右大臣だったのは慶長十年(1605年)から二年間ほどだったとありますから、この本殿は古いですね。それもそのはず国宝だったのですね。いや立派な建物です。参りました。ちなみに秀頼はその父に似ず非常に大柄な体格だったといわれています。身長六尺五寸(約190センチ)、体重四十三貫(約160キロ)の相撲取りのような見事さです。まあ、祖父にあたる浅井長政が大男だったというそうですから、その血統を受け継いだんでしょう。そのカリスマ性も大変なものだったらしく家康が打倒豊臣に燃えたのもその様相を恐れたためだったとか。公家風の教育を受け、詩歌の達人としても知られている人が実はレスラーのような体格だったとは信じられないですよね。

梅一輪 一輪ほどの暖かさ という風情でしょうか、なかなか可憐な頃合いでした。可憐といえば梅園の中の茶店にすごく可憐な人を発見しました。

つい写してしまいました。この方はこの茶店で私の接待をしてくれた方なんですが、女優の水川あさみさん似の美人でした。ちなみに水川あさみさんは大好きな女優さんなのです。京都に生まれて中学までお隣の茨木で過ごされたというのも親近感がありますからね。

こんなお菓子とお茶が出ます。入園料にはいってるので券を見せると頂けます。ふんわりとした春らしいお菓子に梅昆布茶のセット、いい感じです。

今回は人物と梅を絡めて撮りたかったのですが、お二人で同じ梅に魅入られている素敵なご夫婦を発見しました。

梅に劣らず、満開の笑顔でこっちを向いてくれた坊や、実は左手からお父さんがカメラを向けておられました。愛情いっぱいの幸せな人生を送ってほしいですね。

紅梅も頑張っています。どちらかといえば白梅が好きなんですがこうしてみると紅梅もなかなかどうして、美しいですね。

牛の石像の前はいつも人気撮影スポットなのですが、このカップルのお二人は絵になりました。お幸せそうですね。

健やかに育つようにと牛も見守っているようです。