ストーブ点検の日

一昨日から家内は韓国へ遊びに行っています。毎年この時期に元PTAのおばちゃん仲間と行くのである。あちらではそれこそ、焼肉、サムゲタン、海鮮料理、カニと食べまくり、サウナ、マッサージ、エステ、それに買い物。一通り遊んでご帰還と相成るわけです。今年は観光もするらしいのですが、物凄く寒いらしくどうなることやら。
というわけで、今独身生活をエンジョイしているわけです。まあエンジョイといっても自炊が主体ですし、掃除洗濯、犬の散歩、猫の世話とやる事が一杯あって気楽に本も読めないんです。改めて家内のお世話になっている自分が解ると言うものですね。そこで考え方を変えて今日から家内が帰る土曜日までの二日間、調理はキャンプ用のストーブでやってみようと思い立ったのです。でコレクションしているストーブの中からOPTIMUS 8R、111C、そして絶滅危惧種、「No.22」を棚から下ろし、点検しました。
8R、111C共に絶好調、ゴーゴーといい感じで燃えています。久しぶりに火を入れてもらったので大喜びしてるんでしょうか。ただ、8Rはベンジン仕様なのでこの際お休みいただいてケロシン(灯油)仕様の111C、No.22で行きましょうか。

111C、やっぱりこの真鍮タンクが良い味ですよね。サイレントバーナーなので割合静かです。火力微調整が出来るので何かと便利です。

そしてこのNo.22、OPUTIMUSにもこんな2バーナーのストーブがあったのでした。1963年製です。私が物心付いた時からうちにありました。111Cを横に二つ繋げた形なんですがそれよりまだコンパクトです。頑丈なのが取柄で今も現役選手なのです。ところがここへ来てNo.22に不調がある事がわかって分解掃除、でもやっぱり左のバーナーの締まりが甘くクローズドにしても全く火が消えません。ゴーゴー言ってます。しかもポンプの逆流防止弁が劣化しているらしく圧が段々下ってしまいます。ご存知の方もおられるでしょうがこの手の自然昇圧式のストーブは最初だけポンピングすれば良いことになっています。あとは熱がタンクを暖め内圧を上げてくれる仕組みなんですが、どうもポンプロッド付け根から圧が逃げているようなのですね。ま、しかし使い物にならない事はないので今回はそのまま使いましょう。御老体ですからいろいろあるんでしょう。左は消えないのなら点けっ放し、あとは途中ガッチャンガッチャンとポンピングすれば良いことですからね。

早速お昼の軽食を作りました。ここにおにぎりを入れてそのまま焼いて出来上がりです。あ、周りの汚さは見なかったことにして下さい。夕べ作っていた粕汁が吹きこぼれた痕なんですからね。でもケロシンストーブで物を焼くと独特の匂いが付くんですが、これがキャンプを思わせていいんですよ。今夜は何を作ろうか今から楽しみです。

それより本物のキャンプがしたくなっていました。早いとこNo.22の修理頼んどきましょう。

補記:午後からもう一度分解掃除したところ、ニードル調整ミスだとわかりました。
ノブを完全に締めこんだ状態でニードルを嵌め、3ノッチ返してやるところを4ノッチになっていたようです。これでモレは解消、ぴたっと消えるようになりました。ただポンプの皮は要交換ですねやっぱり。