今日はヒキコモリ決定

昨夜遅くに我が家の猫どもが騒いで目が覚めてしまい、そのまま読書で時間つぶし。導入剤しか飲んでないので途中に起こされるとつらい。まあ猫を恨むことも出来ないので諦めて夜明けまで読む。今読んでるのは「ポルポリーノ」。もうだいぶん前の作品で、作者はフランスのドミニク・フェルナンデス。カストラート(美声のために去勢された歌手)が主人公の17世紀ナポリの頽廃と同性愛を扱ったもの。何故こんな作品を選ぶかと言うととにかく文脈が難しいところがあるのと字が細かいので読んでいると眠気が早く訪れそうな感じがするから。20年ほど前に読んだものなのでストーリーはわかっているからいつ眠りに落ちても安心なのだ。
それでも6時過ぎには居たたまれなくなって起床、酷く頭が痛いので枕元の窓のカーテンを上げるとやっぱり外は寒そうな雨。しかも後遺症がある左手首が腫れて痛む。脈を診ると細緊。おっと待てよ、頭痛がぐるりと鉢巻きのようなのでこれは奇経を使えばいいかも知れん。この場合は帯脉でとろう。臨泣と外関のうち外関は今痛んでいるところにある。よし、ということで臨泣に十円玉、外関に一円玉を貼付けてみる。と専門的なこと書いてしまった。

ということで今日はノンビリとヒキコモリに決定。


アルシュ F4程度

これは去年の暮れに、今は大分のホームにいる母に会いに行った帰りに立ち寄った杵築の町並み。
生憎の雨模様だったのだが鉛筆だけでもなるべく細部も描いておこうと座り込んでスケッチしたもの。家に帰ってからF6版に描き起こしてみたが、絵の具のコントロールができない。滲みが汚いと言うか気に入らない。
再度挑戦したがやっぱりだめで諦めてそのまま放置していたが、元のスケッチがF4程度のアルシュだったのでそれに絵の具を置いてみたらとても気持ちいい。どんどん描ける。つまり紙が合っていなかったんだな。価格面もあってこのところ色々な紙に手を出していたが今後はもう浮気はすまいと思った。(サンフラワーペーパーM画はよいが)

弘法筆を選ばずというのは全くの俗信で、空海ご自身も書を能くしたためるには筆を選ぶことが大事だと仰っている。そして空海の書にはいろいろな筆が試されているのがわかる。やはり紙を含めて道具は大事で、今回ほどモジベーションに差があったことはない。