R-D1s 修理

といっても、ファインダー調整をしてみました。
エプソンがこんなカメラを作っていること自体あまり一般には知られていないとは思いますが、発売当時はライカMマウントが使える唯一のデジカメだったんです。お恥ずかしいですがカメラ暦だけは無意味に長い僕ですので当然交換レンズは数を持っています。Nikonが殆どなんですが、ライカMマウントレンズも10本程ですが持っています。それらは「味のあるレンズ」ばかりなのでデジタル機でも使ってやりたいと思ってこのカメラを購入しました。APS-Cサイズに610万画素という今やロースペックな撮像素子のカメラですが原色CCDを使ってあることもあって(CMOSの写りはなんか物足りんのです)写りは最新鋭機に負けません。というより「より写真的」に写ってくれます。だいたい僕のように一般ユーザーでプリンタがせいぜいA3ノビ(僕はエプソン MAXART PX-5500使ってます)という使用状況で1000万画素以上のスペックは無用の長物、重たいデータにイライラするのが落ちだと思うんです。画素数競争はもういい加減にして欲しいところです。

ところで、このR-D1s、ちょっとした(いや結構大きい)弱点がありまして、それはファインダーの像のズレが頻発しているらしいということなんです。ご多分に漏れず我が愛機もズレまくりなんです。レンジファインダーは二重像合致方式でピントを合わせることはご存知だと思いますがそれが上下にずれて見づらいことこの上ない。まあこれも味わいかと今まで放置していましたが乱視、老眼が進んだ目には如何ともし難い状況となりましたので、エプソンのサポートに連絡して修理を頼もうと思いましたが、二週間も三週間も手元を離れるのは忍び難いので自分で調整してみました。


ピンぼけご容赦

このカメラ、コシナフォクトレンダー)製なので多分ここかなと当たりをつけてアクセサリーシューを開いたところ(ちょっとコツがいりますが)あっさりご対面の調整ネジ。中央と左の見えにくいネジはおそらく無限遠調整用と思われるので触らずに一番左の目立つネジを回してみます。ハイ正解。見事合致しました。


簡単すぎる調整でした。

アルミダイキャストのボディがいかにも堅牢感があり多針式のアナログメーターが心をくすぐるいいやつです。