小品上げておきます

猫が死んでからというもの、何だか身体がだるい日が続いている。
先日の日曜日に京都洛北六峠越えという自転車イベントに参加して、何とか足着きだけは免れたものの、他のお二人には完全に差を付けられてしまった。まあ、最近殆ど乗れてないところへ弁膜症の悪化、それに加えて車種が違ったことも原因の一つと思うようにしている。だがそれにしても去年はもっと乗れてたのだが、今年にはいって病院づいてめっきり体力がなくなってしまった。そのこともあってか水彩画にたいしてもどうも視点が定まらなくなっている。絵を連続して十枚程破り捨ててしまったことは初めての出来事だった。じっと画面を見続けるとやけにシンドくなって来る。シンドさを紛らわせながらやっとのことで描き終えたものを見ると最初の思いと違うものになっていて「な、何なんじゃこりゃ?!」と破り捨てる。その繰り返し。
そこで、もうどうにでもなれと捨て鉢の心境で大きいものを描いてやろうかと先日、和歌山の湯浅にスケッチに出かけてきた。有名ポイント「大仙堀」を何となく描いてみたくなったからだ。先ずラフに鉛筆で一枚トーナルスケッチをすませて、F4アヴァロンに線描をする。道の交通量が案外多いのとオートバイで日没後の運転が怖いので、着彩はせず、写真を撮って帰る。

部屋で少し着彩をして、これの大きいのを描くために買い置きのアルシュ粗目を半切にして水張りし線描までは済ませた。そのあと自転車イベントがあったり、二日連続で飲みに出かけたりしたのでイーゼルに立てかけてたまま放っておいたのだが今日は朝から時間が出来たので下絵のF4のほうを仕上げてみた。

もっと夕暮れを意識した色調になってほしかった。