ツール・ド・八ヶ岳 2011

忘れてしまってはいかんと思って書いとこうと思います。
この間の日曜日、4月17日は自転車レースのツール・ド・八ヶ岳というものに参加してきた。これは冬期閉鎖解除の前日に信州は佐久側から麦草峠まで自転車で駆け上げるヒルクライムレースと言うものなんやけど、事故以来初めての本格参加ということでここは一つ無理せず、嫁の言い付けもあって、15キロのハーフコースにエントリーしてみた。まあ結果を先にいうとちょっと不完全燃焼。というか完全に?不完全燃焼(あ〜日本語は難しい)に終わってしまったんよね。

前日の土曜日、仕事は午前中で終わる段取りだった。が、しかし、いっつもそうなんやけど、こんな時に限って段取り通りに事が進むはずもなく、家を出発したのは三時前。そしていきなり向かった先は吹田の自転車屋。そう、今回のレースに使うニューマシーンを引き取るのだ。

フレームはこのまんま。参考出品されてたやつ。サストレ、貧脚でごめん。
カンパ11sレコード、ローター3Dクランク(リングは楕円が間に合わずノーマル)、ホイールにボーラワンで総重量6.4kg。なのでホイールをイーストンEC90 XLR に換えて多分6.1kg~6.2kgほどじゃないじゃろか!!
明らかにこれはもう反則切符、レッドカードもんであるな。もう軽い軽い。まるで紙で出来てるように軽い。まさしく紙降臨みたいな。
さあ、その出来上がってまだ湯気が出ていそうなやつを、これも新愛車二号機ゴルフヴァリアント1400cc TSI の後ろにそっと横たえてですな、一路、名神吹田インターから今夜のお宿、信州は小諸のビジホへ向かうのでありました。おいおーい、いきなりのシェイク・ダウンかいな。そらあかんやろなんぼなんでも、という店員さん達の熱〜い視線を浴びて。
しかし、小諸はとおい遠い。ホテルのカウンターに這々の体で到着したのが午後九時を回ったところでもうクッタクタ。部屋へ入るなりドッとベッドへ倒れ込んでグーグーと、グーグーと?あれ、眠られヘんやん。
そう、いつも寝る前に飲まないといけない薬、アモバンパキシル
忘れた
あぁ、これで終わったな、ふふ・・・、いいさ、明日は風景スケッチに来たと思えば・・・

結局明け方、窓の外が白みかける時にウトウトっとさせてもらっただけの脳味噌に無情にもアラームの音がケタタマシク鳴り渡るのであった。五時半!起床!! あかん頭が雲の上や。ようし速攻熱湯シャワーや。で、何とか目だけは爛々としてきたやんか。このホテルのスタッフの方々はすんごい親切である。昨夜到着するなりレース受付を調べて出発の時間を教えてくれたり、そのために普通七時半からの食堂を6時半からにしてくれたり(実際には何と五時五十分頃には開けてくれた)とサービス満点である。大感謝である。皆さん小諸にお泊まりのおりには「ホテルルートインコート小諸」ですよ〜!
そして早朝に関わらず開けてくれた食堂でしっかり朝食を摂ってですな、よし出発〜っと外へ出るとこれが
寒〜い
なんとこの朝、小諸は気温1度なり。
ギャハ〜!

それでも空は快晴、受付を済まし、ルンルン気分(古語)でハーフゴール地点の駐車場へ。車を停め、自転車を降ろし、ジャケットの上にカッパを着用して、一旦スタート地点まで下山。いや〜これが寒かった。
スタート地点にはもう既に自転車が続々と詰めかけている。ジャケットを脱いでカッパを後ろポケットに入れて荷物を預けていよいよスタート待ち。っておいおい、アップはいつすんねん!?  アップ?それ何って、はい、じぇんじぇん出来ませんでした。時間に余裕がなかったんですわ。まあ大阪から遠路遥々来たんですわ。許したってくらはいよ。
ということでずるずると15分ほど待ってスタート。パーン!
このコース、実は一昨年上ってるんですけど、ハーフのスキー場までは取り付きだけが少し急なだけであとは淡々とした上りが続くんよね。と、知っていてはいても、やっぱり冷えきった身体からのスタート、まったく心拍数が上がらずでいきなり苦しいじゃないの。仕方ないからインナーローでクルクルクルクル。しかも寝不足の頭からは目を閉じろ目を閉じろと言ってくる。はっきり言ってフラフラしてるし。沿道の声援に励まされて、やっと少し調子が出だした頃には既に遅くポジションはしんがり近く。ははは。
それでも、やっぱりヒルクライムに軽さは武器なんだなこれが。着ていたカッパを脱ぐために一旦停止したあと、スパートをかけてみたんやけど、不思議にスルスル漕げる。今思い返せばこの時もっと頑張ったら良かったな。
何しろそれからはあっという間な感じやったから。


結局、自転車の性能云々なんて軽いという事以外全然分からへんかった。ただ今回念入りにポジショニングしてもらったお陰でサドル位置が2センチ高く2センチ前へ、ステムが100mmとなり、尚且つインソールによる踏面の変更があったりで、慣れないうちは相当ふらついたんよね。ま、慣れたらほんとにロスがなくなったように思うしそれもペダリングの軽さに貢献してるんじゃろうて。

こう見るとXSのフレームはちょっと小さすぎてかこ悪し。

休憩後、着替えてから持参のパルスオキシメーターで血中酸素濃度を測るととんでもない数値。これでも上がったほうで87%ほどになった事もあった。空気が薄いせいなんやろか?

関係ないけど、帰りの諏訪湖SAで見つけた奇麗なGS。妙齢の御婦人とお見受けしたがカッコよろしな〜!


これも帰り道で描いたスケッチ。チャッカリ描いてるんよね(笑)野辺山高原から見た八ヶ岳ね。