ホイールを侮るなかれ

いつもさぞ分かったような書き方をしていい気になっている私ですが、サイクリストとしての脚力はまだまだ貧しいものだと思っています。そんな私がインプレッションなぞおこがましいこととは思ったのですが、ニューホイールの感触があまりに素晴らしかったので恥外聞無くここにお伝えしたいと思います。

一昨日、ブラリと立ち寄った新店「Uemrprt(略)梅田店」ヴェロのチューブラーでもあったら買おうと思っていたのだが、生憎在庫なし。そこで店内をブラブラしていると目に止まったのが「EASTON Aero」なかなかお値打ち価格で売り出し中である。おっ、その近くの天井から「BORA ONE」がぶら下がっているではないか。ちょっと可愛い店員さんに値段を聞いてみると、某英国通販とどっこいどっこいじゃないか。んで勢い買ってしまいました。しかもカンパ用は来週入荷と言いながらその日の夜に電話が入り、今日入荷したとのこと。おいお〜い、早すぎますやんか。ということで昨日開店と同時に買ってきました。カンパニョーロ BORA ONE。
帰りに千里セルシー横の三英美術で水彩筆を買い、メルセデス箕面に立ち寄って車の調整して貰って、イチリンカフェで独りランチをして帰ったのが2時。

タイヤはお気に入りのヴェロフレックスレコード。これでうちにあるストックは終了。もう廃盤らしいから大事に使おう。
センターをきっちり(自分なりに)出して嵌め込み、参考までに重量を量ってみると前輪で815g。え、これは重いんじゃないか。EASTON EC90 SLXにレコードで690gだからだいぶ重い。後輪は推して知るべしでこれはちょっと期待を外したかと一抹の不安が脳裏をよぎったが結果は試してみないと分からない。リムテープで素早くタイヤを貼付けて5時過ぎに試乗に出かけてみた。
軽いじゃないか。しかも驚きの軽さだ。空気を切り裂く5センチハイトは伊達じゃないことがはっきり分かった。SLXに比べて立ち上がりはややのっそりしているが、そこから先はぐんぐん加速。心配していた重さは返って慣性力を生むので一旦乗ったスピードが落ちにくい。いつものコースでタイムを計ってみるとSLXを履いた時より約2分弱短縮していた。この結果はあまり参考にならないがそれでもしんどさが全然違う。平地レースでハイトの高いホイールが好まれるのにはこれだけ歴然とした差があるからなんだ。正直ホイール形状がそんなに重要なものとはさほど意識したことは無かった。リムサイドの大きなメーカーロゴに厭味さえ覚えていた。そんな自分が今日思い知らされたようだ。今までの軽さ重視の選択には誤りがあったと反省せねばならない。使い分けが必要なのだ。
これで鈴鹿エンデューロシマノではありませんよ〜)の用意はできた。