術後の日常

先週木曜日、一回目のインプラント手術が終わりました。一回目というのは二回目も三回目もあるわけで、今回は砕けてしまった前歯の骨を再生する手術。右の奥歯付近の顎の骨を削って、それを前歯の骨に移植、チタンメッシュで包んでほぼ六ヶ月、骨の再生を見るという手術です。その後再生を確認していよいよインプラント本体を埋め込むのですがそれが二回目の手術、最後は右上奥歯の折れた根っこを抜いてそのままインプラントをする手術と計三回です。気が重いですがやるしかありません。優秀な先生の執刀で手術そのものは痛くはありませんでしたが、ゴリゴリと骨を削られる感覚は非常に気持ちが悪かったです。そして終わったあとの出血がすごい。そのあとの顔の腫れもすごい。まるで死刑!の「ガキでか」か「ガリガリ君」です。1〜2週間は腫れてるそうなのでマスクが必携です。仮歯もまだなので間抜け顔丸出しです。

それなのに翌金曜日、箕面の映画館で「アバター」を3Dで観賞してきました。もちろんマスクで。ストーリーはもののけ姫の焼き直しという感がありましたが、なにしろ映像が凄い。眼鏡がやや重くて不快なんですが、以前ディズニーランドで観たオーバーな立体感が無く非常に見易かったです。
ちょっと専門的ですが3D画面のことを「ステレオ・ウィンドゥ」と呼びます。そしてこの平面からこちら側へまで飛び出してくる映像のことを「ウィンドゥの破綻」と言い、不条理で目に負担がかかるものになります。ディズニーランドで見たものはあっと驚かせるためにあえてこの破綻をさせていましたが、あれで長時間眺めることは苦痛という他ありません。
その点このアバターは自然です。目に対するストレスもそんなに感じず作品に没頭できました。
ただ、ひとつだけ敢えていうなら、レンズの絞りをもう一段二段絞ってほしかった。ステレオ映像は基本的にレンズを絞り込んで深度の深い、手前から無限遠までピントが合っているものが望ましいのです。というのはステレオ画像では鑑賞者が画面内の任意の対象にピントを合わせられるからです。それが手前を見ようとすれば始めっから画像がぼやけているなんてことになると、自分の視力が弱ったような感じになり不快なのです。
しかしレイトショウはあっという間に終わり

ヴィソラは閑散として
何故か両足の太腿が攣るという現象に見舞われ、イースト館の駐車場まで脚を引きずり引きずり歩きます。映画館のあるウェスト館にも駐車場があったのですがヴィソラの帰り道を楽しみたくてこちらを選んだのは失敗でした。帰宅後、ちょっと口に痛みが出て来たのでロキソニンを飲んで寝ました。

土曜日、親友の呼びかけで岡山までツーリングに行くそうなので、SLKでお邪魔しようかとも思っていたのですが、朝からちょっと痛むのと顔の腫れが相変わらずだったので断念し、かわりに自転車を漕いで来ました。普段のルート「TANOH 8」。
やはり力を入れるのは禁忌なのでユルリと1時間40分ほどかかけて回ってきました。夜からは福島にある自転車乗りの間で人気の「タベルナエスキーナ」で会食、飲み会。

シクロクロスレースの映像が流れる店内にはプロチームジャージが

美味いワインでした
若い人達と一緒に楽しませてもらいました。