あぁ不完全燃焼の霧ケ峰

七月二十日(日)
快晴。山の天気はわからないものだ。
七時の朝食の後いよいよ、ビーナスラインを走りに行く。ただ昨日、車で走った時に感じた勾配のキツさが気になる。
先ずはペンションからビーナスラインに出るまでの道がそもそも激坂なのである。

慎重に自転車を組み立て、タイヤの空気圧を見て、ジャージ後ポケットの持ち物を調べ、軽くストレッチ、屈伸などしてスタートす。
あれ、思ったほどでもない。体力が気持ちを上回っていたのか、信州イコール坂というイメージが強すぎたのか、意外にもあっさりと登ってしまう。
ビーナスラインは素晴らしい。まさに天上のスカイラインである。

一気に走るつもりだったが、もったいなくてつい写真を撮る。

この日は八ヶ岳の右に富士山もくっきり見える。しかもなんと珍しい笠雲がかかっている。


程なく車山肩到着。こころらでは一番の標高なり。

一面にニッコウキスゲの花が咲き乱れており、美しい

ただ、猛烈な車、車、人、人。
げんなりとして次の和田峠を目指す。

延々として車の横をすり抜け。排気ガスと熱気がマトモに顔にかかる。


もうやめた。

夏休み最初の日曜日に来るもんじゃないと痛感して、引返す。
返りも延々、すり抜けなり。

ペンションに戻ってシャワーを使わせてもらいサッパリとして帰宅。


次回は是非平日に来る事を心に誓うのである