今週前半は安穏だった


六月十五日(月)
晴、快晴で暑し。午後仕事無し。こういうものである。鍼灸古典読む。
自分の脉を診る。太陽経に変動あり。頸の後ろに鍼を打つ。ちょっと響かせてみる。
猛烈に気持ちが良い。
夜は二人来られた。九時過ぎに仕事終える。
強い眠気がくる。鍼が効いたようだ。

六月十六日(火)
晴。朝に鍼する。気持ちが良い。脇の汗が半分ほどになる。多汗症の私は以前手術をしているのだが、おかげで手には一切汗をかかないがその反動で胸の高さで発汗が多い。それが悩みの種なのだが、この鍼は効果がありそうだ。太陽経への刺激が陽気の蒸散を抑えているのだろう。
夕方から酷い雷雨。雹らしきものも降る。落雷多数。
その中に車(Polo)の窓を全開で置いておいたので当然中はびしょ濡れになってしまう。大失敗だった。室内が暑くなっていたので使うまでの間窓を開けていたのが裏目に出てしまった。

午後七時に仕事終わる。夕食の親子丼を平らげてT氏の誘いでお茶会に行く。大阪扇町。押せばジワリと水が浮いてくるシートに座ってエアコンを強くして凍えながら行く。雑巾を敷いていたのだが、向こうに着いた時にはジーパンのお尻がぐっしょりであった。非常に恰好悪い濡れ方なので気が気ではなかった。歓談後帰宅、零時。
この日の夕方、グッティV7が帰ってきた。粘度の高いオイルに入れ替えたとの事、以来漏れは無いとの事。
一応様子を見ることにする。

六月十七日(水)
晴。朝鍼。Poloの掃除。まだ水が出てくる。雑巾掛けしドアを開け放置。
昼休みにV7試走する。山崎駅前のTabiTabiに行く。

テラスにてバイク眺めながらシナモントーストに珈琲。
その後、時間があるので乙訓を回って沓掛から亀岡へ抜けて帰る。快走。
V7はほんと良い奴だ。鼓動といい、取り回しといい。
帰宅後、ガレージ内で点検するも漏れ無し。もう二三回試走してみたい。
Poloもどうやら乾いたようだ。

六月十八日(木)
薄曇、蒸す。本日休診。六時半に出立。月に一度の病院。通院三年目。いつまで続くのか先の見えない通院だがM医師は信頼している。M医師に会えるのが最近嬉しいのも事実。状態特に変化無し。
その後、不動産登記の件で京都地方法務局へ行く。申請手続きを教わる。また忙しくなりそうだ。複雑。
終わったのが十時過ぎ。疲れたのでお茶でもと思い、宝ヶ池ドルフへ行き、スコーンと珈琲。美味い。
最近一人で喫茶店に入るのが億劫ではなくなった。厚顔になった。
この店で二つ向こうのテーブルに向かい合って座る六十台後半と思しき男性二人あり。
この二人、とにかく話す内容がいろいろで非常に面白かった。聞耳を立てていたわけではない、二人の声がそれなりに響くので耳の入るのである。
時事放談、政治情勢年金問題。郵便不正では政治家の名前まで飛び出していた。国際問題、北朝鮮世襲問題、金生日危篤説で緊迫度が増したかと思えば急に稲の育て方へ話しが言及。
こちらを向いている方のA氏「稲、あるやろ」
向こう向きのB氏「稲かいな、急に。ま、あるわな」
A氏が問う「あれは田植の時一二本しか植えへんのに、なんで刈取りのときは二十本ほどになってるんや?おかしいやん」
B氏答えて曰く「あれは横へ飛び火するようにポンポンて増えてゆくんやがな。当たり前やがな」
またA氏問う「そやけどおかしいわ、ほんなら先に生えてたやつのほうが大きなるやん。でも実際はみんな高さは揃ってるやん、なんでや?」
B氏更に答えて「そやから、先に生えてたやつは後から生えてきた奴を待ってたりよんねん。稲はそういう植物やねんて」
A氏感動し「ほほう、なかなか仲間思いなんやな稲は」
これには私も感動した。良い話が聞けた。

とにかく外は蒸し暑い。
このまま帰宅するのは味気ないと、高雄から周山を抜けてスプリング日吉へ。ここで昼食。
鹿肉ハンバーグ定食なるものを注文す。鹿肉は日吉で獲れたものだそうだ。味は悪くないがちょっと硬し。

帰宅後自転車に乗るつもりだったがあまり蒸すので、このあいだ走ったピナレロを整備だけして終える。夜、風呂上りに西瓜食べる。美味し。