入梅

六月八日(月)
快晴。暑し。昼休みに歯医者に行く。
歯医者は未だ恐ろしい。家内から勧められたところへ行ってみる。
恐れていたが、豈計らんや非常に丁寧、且つ親切。
案ずるより生むが易し
痛みも消失。歯根が膿んで痛みが出たらしい。暫く通院となる。
鍼灸で痛みはとれるが、歯痛では禁忌としている。痛みを忘れると歯科に行かなくなるからだ。
歯が悪いのは情けない。

家内、介護の為京都、夕方まゆ子と共に帰る。
夜より発熱、三十七度八分。全身倦怠。
一茶を読んで早々寝ようとするも寝付けず。
風邪か。休日診療所でもらったか?

六月九日(火)
曇。入梅。朝、血圧、体温とも平常に戻る。
早朝、まゆ子が体調不良を訴える。熱あり。うつしたか。車で山崎まで送るも、仕事は休んでしまう。
自分の気力のなさを嘆いているようだが、今は身体を作る事が大切。
強い身体になれば気力も付く。頼れるのは自分の身体だけなのだから。
体力を付ける事、今の娘には何より大事に思えるのだが。


紫陽花や藪を小庭の別座敷  芭蕉